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どんどん登場してくる新しいクレジット商品

21世紀のリーディング産業ともいえるクレジット業界へは外資系企業や異業種企業の参入が相次ぎ、さまざまな商品・サービスの開発競争が激しさを増している。今後も消費者にとっては利便性と特典の魅力が大きい新しいサービスが登場してくるだろう。

①インターネット時代のカード決済
クレジットカードと映画館といえば、ごく一部の映画館で、カードを提示すると映画館の入場料金が割引になるという制度のことを思い浮かべることだろう。また、実際にクレジットカードを使って映画館に入ろうとしたら、使えないと断られ入館することができなかったという悔しい思いをした方も、いまだに後を絶たないだろう。

そんな映画業界にも、インターネット時代とクレジットカードの決済機能に着目して、家に居ながらにして映画館のチケットがキャッシュレスで購入できる仕組みを導入した映画館の新星が誕生している。具体的には上映スケジュールの案内やチケットの予約、座席指定、代金の決済などが、すべて映画館のホームページ上でできるというシステムだ。

まだ一部の映画館、シネマコンプレックスで始まったばかりであるが、消費者の利便性向上という観点から、今後はコンサートやミュージカルや観劇などエンターテインメントの分野にも導入されていくようになるだろう。

このような動きは特に新幹線や特急座席指定券の予約、JR東日本のえきねっとや、航空会社のチケット購入、いわゆるチケットレスサービスと呼ばれているもの、旅館やホテルの宿泊予約、旅の窓口、一休ドットコム、ワールドホテルホットラインなど他の業界ではすでに導入されている。

インターネット上でチケット、宿泊施設予約のクレジットカード決済が行なわれ、1枚のクレジットカードがあれば、旅行に関する交通、宿泊、食事といったことは賄うことができるようになってきている。

②夢のような「あるとき払い」カード
「あるとき払いの催促なし」というような夢のカードはできないものかと思っている方も多いだろうが「催促はあるけれど、いつでも、どこでも、いくらでも、あるとき払い」という自由な返済を可能にしたクレジットカードが、複数のクレジット会社から誕生している。

銀行系クレジット会社が提供している商品は、そのネーミングもまさに「アルバラ」、返済方法は、あるとき払いでいいという意味。ローマ字にすると「Arubara」となり、何だかアラジンの魔法のランプとかアラビア語を連想してしまう。

このカードの最大の特徴は、従来のクレジットカードのようにカード利用代金が銀行口座からの一括振替ではなく、返済可能な時に返済可能な額を提携金融機関のATMや全国のローソンなどのコンビニで支払えることだ。

もちろん全額をまとめて返済することもできる。しかも年会費は無料で、学生でも持てる。毎月の締切日時点でカードの利用残高がある場合には月々の返済、最低支払金額5,000円単位、実質年率15%が必要となる。

信販系クレジット会社の商品は「Upty(アプティ)」返済方法はあなたまかせ。流通系では「jiyu! da!(ジユウダ)」などがある。「Upty」の特徴は、業界最高水準のポイント付与率、100円につき1ポイント、1ポイント=1円相当の換算率と、月々の返済、最低支払金額3,000円単位、実質年率13・08%の金額と金利の低さだ。

さらに返済方法も提携金融機関のATMや全国のローソンにある「Loppi(ロッピー)」端末を利用する「コンビニ・ATM」タイプと「口座振替」タイプの2種類から選べる。こちらも年会費は無料なので、持っていて損はないカードだ。

このようなカードは、米国などにある本来のクレジットカード機能であるミニマムペイメント、最低支払金額方式のリボルビングカードに相当する。他のクレジットカード会社においても月々の返済金額を後からリボルビング返済方式に変更できる商品も開発されており、各社ともクレジットカード取扱高の拡大と収益の向上に貢献している。