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UFJの誕生で生まれ変わる・UFJカード

UFJグループのカード会社で、国際ブランドは「UFJ MasterCard」と「UFJ VISA」、「UFJ JCB」の三つのブランドによるカード事業を展開している。旧東海銀行と旧三和銀行、旧東洋信託銀行の合併によりできたメガバンク、UFJ銀行の誕生により、その系列下に入った主要カード会社である。2002年1月に旧東海銀行系のミリオンカードサービスと旧三和銀行系のフィナンシャルワンカード(旧三和カードサービス)が合併して誕生した。誕生してから間もない会社ではあるが、ミリオンカードのもっていたマスターカードとVISAブランド、フィナンシャルワンカードがもっていたJCBブランドという豪華なブランドミックスが実現した。

一方で名古屋と東京というまったく異なったカルチャーミックスのバランスと調整をいかに図っていくのかということが、この会社の大きな課題である。また、同じUFJ系列のJCBとの市場での棲み分けも重要な課題である。企業を取り巻く大きな経済環境の変化により、まさに会社自体も大きく生まれ変わろうとしている企業といえる。カード発行においては、鈴鹿サーキットどのオフィシャルカード契約とF3000レースへの協賛やF1観戦ツアーの企画など、若者向けのサービスやイベントにも積極的である。さらにコンチネンタル・ミクロネシア航空やカナディアン航空、スカイマーク航空といったエアラインとの提携マイレージカードや、流通会社との提携カードにも意欲的だ。

基本的には母体であるUFJ銀行がもつ広範な取引先ネットワークを活用して、それらの取引先企業を中心に着実に加盟店開拓や提携カード推進を行なう戦略をとっている。最近では、病院関係やガソリンスタンド、時間貸し駐車場など公共性の高い加盟店開拓にも積極的である。またUFJ銀行は信販会社大手の日本信販の子会社化を進めているが、将来的にはUFJカードと日本信販の経営統合ということもあり得るだろう。これが実現すれば、日本最大のクレジットカード会社の誕生となる。